茶色〜こげ茶
いつもの色。ここが比べるときの基準になります。
考えられること
胆汁の色素が腸を通るあいだに変化した、正常な色
フードの種類で濃さは変わる(鹿肉やレバーが多いと濃いめ)
時間が経つと乾いて白っぽく見えることがある
おうちでできること
色だけでなく、形・ニオイ・回数もセットで「うちの子の普通」を覚えておくと、変化に気づきやすくなります。
受診の目安
元気と食欲があれば、そのまま様子を見て大丈夫です。
黒・タール状
ベタッと黒くツヤのあるうんちは、急いで相談したい色です。
胃や小腸からの出血が、消化されて黒くなっている可能性
血を含む食材、鉄分のサプリ、活性炭などでも黒くなる
消化管の潰瘍、腫瘍、異物によるキズ
写真を撮り、現物を密閉袋に入れて持っていけるようにしてください。市販の下痢止めを自己判断で与えるのは避けます。
黒くなる心当たりの食材がなければ、その日のうちに動物病院へ。
赤・血が混じる
鮮やかな赤は、大腸から肛門側のサインであることが多いです。
大腸の炎症(ストレス性の大腸炎など)
硬いうんちで肛門が切れた、肛門のまわりの傷
感染症や寄生虫
肛門嚢のトラブル
「表面に筋状に少し付く」「ゼリー状の血が出る」「大量に出る」のどれかをメモしておくと、診察 でそのまま役立ちます。
元気で少量が1回きりなら経過観察も。繰り返す・量が多い・ぐったりしているときは受診を。
黄色・オレンジ
腸を通るスピードが速いときに出やすい色です。
腸の通過が速く、胆汁の色が変化しきっていない
脂質の多い食事
フードを変えた直後
かぼちゃ・にんじん・鶏肉など食材そのものの色
直近3日の食事とおやつを書き出してみてください。切り替え中なら、いったん元のフードの割合を増やします。
2〜3日続く、軟便や嘔吐をともなうときは相談を。
緑色
草や野菜が理由なら、心配のいらないことが多い色です。
草、葉物野菜、クロロフィルを含むサプリ
胆汁が変化しないまま速く排出された
まれに感染症
散歩中に草を食べた心当たりを確認。緑色の繊維がそのまま見えているなら、食べたもの由来の可能性が高いです。
心当たりがないのに緑色で、下痢や元気のなさをともなうときは相談を。
白・灰白色
骨やカルシウムを食べた翌日によくある白です。
骨、骨ガム、カルシウムの与えすぎ
脂肪の消化がうまくいかず、胆汁が届いていない
時間が経って乾いただけ(拾ったときの色で判断を)
骨系のおやつの量を減らして翌日を見てみてください。硬さもあわせて確認します。
骨に心当たりがないのに白い・灰白色が続くときは受診を。
白い粒・ひもが見える
米粒のような白いものが動いていたら、寄生虫のサインです。
条虫(米粒やきゅうりの種のような片節)
回虫(そうめん状の細長い虫)
誤飲したひも、ビニール、おもちゃの破片
そのまま密閉袋に入れて持参を。肛門からひも状のものが出ていても、引っ張らないでください。
寄生虫や異物が疑われるときは受診を。同居しているワンちゃんの検便もあわせて相談します。